2007年07月12日

競馬雑記 「いつも帰りは泣きながら・・・」

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No2 「予想スタイル」



「予想のスタイル」は様々である。バドック、返し馬、稽古、データ、ラップ、オカルトまで加えると数え切れないほどある。その無数の「予想スタイル」の中から私が選択したものは「記憶」である。 正確に言えば「記憶」を「記録」することであって、それを「次走狙い馬」と呼んで自分の予想の財産としている。

ピックアップする基準は至極簡単。まずは、阪神・京都で行われたダートの500万及び1000万条件のレースに出走した馬に限ること。そしてそのレースの中で前が残る流れで突っ込んできた追い込み馬や、逆に追い込みが決まる流れを前で踏ん張った馬、もっと単純に、勝馬に強い勝ち方をされたが自分自身も十分勝ちに等しい内容であった馬を取り上げることも多くある。それらに加えて最近では、出走条件を変えたことによって力を出せるようになった馬も注意して取り上げるようにしている。

この「予想スタイル」のメリットの第一は、自分のような、馬もタイムも見ることができない者でも簡単に「狙い馬」を探し出せるという点。次に、「記憶」を「記録」して行く過程において、その「狙い馬」の好走パターンが見えてくるという点。こちらが重要で、その馬が自分の不得意な条件で凡走を繰り返し、人気が落ちたところで、好走条件に嵌ったレースに出走した時などに威力を発揮する。

逆にデメリットとしては、好走している馬を取り上げるのが基本であるから、取り上げ直後は人気してしまい、配当の妙味が薄いという点。又、単複で勝負しない場合(馬複、三連関係)において、相手を間違えて配当にありつけない場合が多く存在する点である(実はこれが一番厳しい)。

では実際の成績はどうかというと、今年の3月にチェックを始めて、先週(07/7/8)終了時点で49頭をピックアップ済み。そこから勝ち上がりや脱落を差し引いた現在の頭数は32頭となっていて、それらの先週終了時点での延べ出走回数は79回。そしてその成績は

20-15-10-34(複勝率57.0%)
回収率は102.1%

となっている。

この結果は決して満足のいくものではないが、明らかに好走条件でないレースに出走した結果もすべて含めてた数字であるので、単に「次走狙い馬」であるから馬券も勝負するというスタンスを、出走する「次走狙い馬」をさらに厳選するというスタンスに変更するだけで、複勝率も回収率も今回の数字以上に上がることは確かである。

「芝や関東圏のレースなど、もっとチェックするレースを増やせばいいじゃないか」と忠告してくれる方もおられるが、今以上にチェックレースを増やすつもりはない。さすがにそこまでの時間の余裕もないし、自分の悪い癖で「やりたい事」がいつの間にか「やらなきゃいけない事」になり継続が苦痛になりかねない、というのがその理由である。達人の「競馬はエンドレスです。」という言葉の通り、今のスタンスで、これから先もずっと、それこそ「エンドレス」に競馬を楽しんで行きたいのである。

堅い話になったので、ここで一つお話を・・・

今日は「競馬勝ち組検定試験」の最終日。最終試験に勝ち残ったのは2名。今日の最終試験終了時に持ち点数の多い方が合格となる。

教官
「A君、君は優秀だね。競馬に関する知識テストは100点満点だ。」
A君
「ありがとうございます。」
教官
「それに比べてB君。君の成績はひどいね。全科目の合計でたった10点だよ。なぜ君がこの最終試験に残れたか私には理解できんよ。」
B君
「すいません・・・。」
教官
「では、最終テストを行う。内容は簡単。三択を10回繰り返して、当たりを引き当てた回数が点数になる。いいね。」
A・B君
「はい。」
教官
「じゃ、持ち点数の悪いB君から。」
B君
「はい。(くじ運には自信があるぞ・・・)」
教官
「おっ!凄いじゃないか、8回当たりを引いたな。ではA君。」
A君
「はい。」
教官
「うっ。1回も当たりを引かないとは・・・。まぁいい、では二人とも結果発表まで控え室で待つように。」

 

〜控え室にて〜

A君(俺の持ち点数は100点。最後の三択テストでは、しくじって0点だったけど、それでも合計は100点だ。B君は持ち点数は確か10点だったな。三択テストで8回当たりを引いていたので80点のプラスか・・・。それでも合計90点。結局俺の勝だ。)

B君(昨日までの筆記試験は異常に難しかったけど、今日の最終試験にはびっくりしたなぁ。あんな簡単な三択に何の意味があるんだろうか・・・)

 

〜再び試験会場〜

教官
「では結果を発表する。勝者はB君。」
A君
「えっ!なぜですか?僕は合計100点、B君は90点で僕の勝ちじゃないですか!」
教官
「A君、君は最後の三択試験の点数を足して計算したようだが、この勝ち組検定試験でもっとも重要な三択試験の点数をただ足すなんてことはありえない。最後の三択試験の点数は持ち点数にかけるんだよ。従って君は、持ち点数100点×三択点数0点で合計0点。B君は持ち点数10点×三択点数8点で合計80点。つまりB君の圧勝だよ。君が1回でも当たりを引いていたら君の勝ちだったんだよ。」
A君
「そんな・・・」
教官
「おめでとう、B君。」
B君
「はぁ・・・。でも本当に僕の勝ちなんですか?」
教官
「当然だよ。だって競馬で一番重要なのは、知識なんかじゃない、「勝負強さ」なんだよ。最終試験はその「勝負強さ」を簡単な三択で試しただけなのさ。」

おしまい

自分の「予想スタイル」についてあれこれ書いてきたが、ただ、いずれにせよ、競馬で勝ち続けていく為に自分が最も身に付けたいのは「予想スタイル」の確立でも、「購入スタイル」の固定でもなく、すべての馬券術、知識を超えた「勝負強さ」であることに間違いはない。

「予想スタイル」や「購入スタイル」を遵守するのではなく、そこに、現場の流れや騎手心理など目に見えないものを盛り込んだ馬券で勝負することが結局一番重要ではないかと考えている。

(「予想スタイル」 + 「柔軟な思考」 ‐ 「思い込み」)×「勝負強さ」=的中馬券。

「そこは博才の問題だよ」という話なら清く競馬から足を洗った方がよさそうだが・・・。


なぜB君が最終試験に残れたかって?それはたぶん「競馬の門」の門番から推薦でも受けていたんじゃないですか。ヤツは誰が「勝負強い」人間かがわかりますからね。「勝負強い」連中をどんどん門の中に入れたら競馬界が危うくなっちゃう。だからそれを見極めて、普通はそんな連中は門の中に入れない。でもたまにいるんですよ、ヤツに好かれて門の中入ってくる「勝負強い」人間が・・・。

 


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 ↑コラムの第2回目をお送りしました。いかがでしたか?テーマを決めて、落ちを決めて、イントロを考えて・・・とかなり大変です。これからも不定期に書いていきたいと思っていますので、お付き合いくだされば嬉しいです。

それと本題の競馬ですが、夏競馬においては、小倉、函館、札幌の三場のレースから「次走狙い馬」をピックアップしていく予定です。こちらの方も参考にしていただけるよう頑張ります。

これまでの馬券記録→こちら
馬券作戦「3-5-7フォーメーション馬券」の概略→こちら



m_c_e at 07:02│Comments(2)TrackBack(0)clip!コラム 

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この記事へのコメント

1. Posted by 走るスンビラン   2007年07月13日 01:08
5 七転八倒さん はじめまして、とても見やすくておしゃれなブログで中身も、いつもストーリー性があってと楽しませていただいております。今回の力作コラムもうなずきながら一気に読み進みました。
勝負強さが鍛錬で備わると妄想しつつ、予想でもしてないと、ずっと楽しく競馬続けるなんて夢になってしまいますよね、、これからもよろしくお願いします。
2. Posted by 七転八倒@管理人   2007年07月13日 07:14
走るスンビラン さん
コメントありがとうございます!

そういっていただけると本当に嬉しいです。救世主が降臨した感じです。これからは「走るスンビラン」さんだけに向けて書きます(半分ウソです)。

では、こちらこそ、以後よろしくお願いします。「走るスンビラン」さんのブログを早速お気に入りに登録しました。ちょくちょく遊びに行きます。では!

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